「毎日かあさん」
結構信頼していた人からの突発的な行為に、文字通りどうしようもなくなってしまい、ちょっと身動き取れない日々を続けてたので(これからも続く)、しばし現実を忘れるには映画でも観にいこうかということで妻が観たがっていた「毎日かあさん」を観にいった。そう、人生なんてままならないもの、ケセラセラ(これ、そういやエンディングに流れる)。
で、この映画が素晴らしかった。びびった。役者群も子役から大人まで違和感なかった。それぞれの役回りでの、その心の強弱が、たまらなかった。人間として生きて、人間として死ねるって、こうなのね。と、永瀬正敏の迫真のセリフを聞きながら思った。
自分の中にある「正しさ」というモノサシが、時折激しく揺さぶられるのは、きっとこれまで何かを誤魔化して来たからだろう。たまに小説や映画によって、自分のそのぼやけた部分に時折ぶつかる。ま、それは置いといて、良い映画です(母親業をする/してきた女性には間違いない映画だと思います)。僕も負けずに日常をがんばろうと思いました。
そして、いつかは全てを許したいと思います。