勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

2006-01-01から1年間の記事一覧

インフォシス

10億人というインドの人口から、選ばれしエリート達が集う世界的企業。 昨日の深夜、情熱大陸の番外編のような形で放送された一幕で、はっとした。 テレビ画面は、インフォシスの日本法人の広告宣伝マネージャーで、32歳の彼(一橋大学を卒業し日本で言う「…

岩瀬大輔という男

凄いことを起こそうとしている同世代の人間がいるんだと、はっとした。金融業界の3つのうち、その銀行・証券の2つは、現在のネットの大きな波にさらわれて、過去数年間で業態も激変した。保険業は、そういう意味では最後の砦なのかもしれない。 もし、現実…

ウェブ人間論

平野啓一郎と同世代ということもあり、平野目線でこの本を読めた。 きっと、平野世代の人間にとっては、とても読みやすい本ではないかと思う。やはり、その生きてきた世代の人生の経験値はいかんともしがたいものがあり、やはり30年しか人生を生きていないも…

「憲法9条を世界遺産に」 その2

この本なのかで、中沢新一は太田光のことを「孤高のラッパ吹き」と称している。 テレビという大きな箱の中で、誰しもが躊躇して言い出し難い‘国家論’とでも言うべき問題を、見るからに一生懸命、声を大にして真剣に叫び続けていたからである。 この姿を見た…

「憲法9条を世界遺産に」

太田光と中沢新一の対談。 宮沢賢治をたどって、戦前・戦後の日本を知ろうとし、これまでにタブーとされ、蓋をされてしまった物事や人物に対して、鋭く考察していく。 憲法9条は、戦後の日本とアメリカの奇跡的な偶然が重なって出来上がったということが改…

海辺のカフカ

村上春樹の小説の中でも、名作「世界の終わりと、ハードボイルドワンダーランド」の匂いを漂わせる、最近ではヒット作だ。 僕自身が昔から考える良い小説とは、子供の頃の‘憧憬’を、なんとか言葉として表現することであり、それが出来ればノーベル賞ものだと…

男はつらいよ

寅さんの生き方は、面白い。 身内に厳しく、他人に甘い。 自分の「身の丈」を常にわきまえて生きている。横柄であり、謙虚でもある。 本人にその気はあるのか知らないが、常に面白おかしく、そして時にはかなく毎日が過ぎていく。 寅さんは、「生きる」とい…

硫黄島の戦い

俳優の渡辺謙が、昨日の「ニュースステーション」に生出演していた。 早速、ウィキにて「硫黄島の戦い」と「栗林中将」について調べてみた。 クリントイーストウッドも、良い側面からの映画を撮るんだなあと感心してしまった。戦争の勝ち負けの側面からじゃ…

Dr.コトー診療所

漫画の原作は見たことはないのだが、ドラマが非常に面白い。最近のテレビドラマの中で、唯一と言っていいぐらい欠かさずに見ている。 役者と、その配役が素晴らしい。物語のトーンが一貫していて(高すぎず低すぎず)心地良い。 「病気」というテーマを通し…

Dr.新谷弘実

You are what you eat.(あなたの食べてきたものがあなたです) 説得力があり、良い本だった。 結局、新谷さんの最終目標は、「より多くの人達に正しい知識をつけてもらい、健康で幸せに生きて欲しい」 なのだ。病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイム…

ネジ式ザゼツキー

面白かった。「異邦の騎士」の様な、記憶喪失の人間の再生のテーマが軸となり、感動のラストが待っている。ストーリーはもちろん、脳科学や人類の進化に対しての洞察がまた面白い。ネジ式ザゼツキー (講談社文庫)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 講談社発売…

村上春樹、カフカ賞授賞式に登場

当時15歳の春樹少年は、カフカの「城」を読み大きな衝撃を受けたらしい。 15歳でだ。 いくら、国語教師の親を持つとはいえ、若干15歳にして外国文学を読みふけり、ジャズや映画を好むなんて‘凄い’としか言いようがない。 「海辺のカフカ」も15歳のカ…

携帯三国志

あと4・5年もすれば、携帯電話の通信インフラも、現在のPCインフラと同じ状況で利用できるような目処が立っているらしい。 無線で大容量ブロードバンド化が進めば、今の携帯電話の形態も激変していくに違いない。そこを見越しての、ソフトバンク・孫正義の…

白洲 次郎

『 風の男 』 と呼ばれた男。 なんてかっこいい生き方をした男だろうか。 僕の中では坂本竜馬が、歴史上の人物で群を抜いて好きなのだが、白洲次郎もなかなかの男なのだ。 半年前のある研修。 講師の先生と酒の席で坂本竜馬の話で盛り上がっていたところ、先…

島田 荘司

やっぱり、御手洗潔シリーズは面白い。 無性に御手洗潔に会いたくなって、まだ読んでいない「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」を買って読んだ。 御手洗シリーズでは短編に近い形の話であったが、あっという間に読み終えた。 御手洗潔という人間のもつ…

通称「ジェイコム男」 B・N・F氏について

『昨年12月、みずほ証券のジェイコム株誤発注により、当時27歳(千葉県市川市)の無職の男が20億円を手に入れた・・・。』 有名な話であり、「ニートの人間がこんなことで一攫千金になるんだな」なんて誰しも思っただろうし、実際に僕も周りの人間達も同…

Google→YouTubeを買収

すごい。約16億㌦(2千億円)で買収してしまった。何が凄いって、ベンチャー企業としてスタートして間もないYouTubeの浸透スピードとGoogleの動きの速さである。 Googleの力を持ってすれば、YouTubeほどのサイトは簡単に作れそうなものなのだが、自社開発…

教育委員会の在り方

テレビで土下座する滝川市長や教育委員会関係者たち。これまでの発言・言動はなんだったのかと聞きたい。 「自殺と認めることで、我々や関係各位に・・・という不都合があるのです」 と、堂々と言えばいい。 しかし、教育委員会とはそもそも何なのか?その在り…

消費者信用団体生命保険

消費者金融からキャッシングをする際に、自動的に契約をされてしまう生命保険。(注:すべての消費者金融ではないが大きいところはほとんど加入) 保険料は消費者金融業者が負担し、債務者が死亡した時に保険金が支払われる。受取人は当然消費者金融業者であ…

友人のメール

今日は友人から来たメールをそのまま載せます。とてもいい内容だったから。 《 祝 早稲田実業 》 「スポーツとは筋書きのないドラマである」、「野球はツーアウトから」とはよくいったもんだ。 決勝戦の引き分け再試合、駒大、智弁の終盤での大逆転劇。 強豪…

消費税10%へ

いずれは行うであろう財政政策の代表的なもの。現行の5%を段階的に引き上げていき10%へもっていく。2011年がその年か? しかも、このままの国の無策が続き、公務員給料にほとんどの税金を持っていかれている現状の仕組みを変えない限りは、社会保障…

はてな → アメリカへ

とにかく期待しています!

司法制度とは

現行の裁判制度の判決に対して「はてな?」を頭に浮かべているのは僕だけなのか。裁判官や検察、弁護士。なかでも一般に馴染みのないのが裁判官。テレビで静止画像のように出てくるだけで、傍聴する以外に拝見する機会はない。 裁判の判決で、ほとんどすべて…

You Tube

きっこのブログから「You Tube」の画像を使って様々な問題映像が流れている。 正直びっくりするほどの映像なのだが、これを流しているのが「You Tube」。これがすごい。見たい映像や画像を検索しながら無料で見ることが出来るのだ。そんなサイトがあるんだと…

「神の手」福島孝徳氏

「少しでも多くの患者を治したい。」 福島先生の目標がこれ。常にここが目標のため努力を惜しまず、世界中を飛び回る。日本の論文主体の評価方式に嫌気を感じ(これだけではないだろうが)日本を飛び出し世界で活躍している医師。 「この組織で上り詰めたい…

村上春樹〜その2〜

このひとのすごい所は、実名で勝負しているところだ。本人曰く「ペンネームにしておくべきだった」と後日語られていたが、しようと思えばいつでも出来たと思う。 作家にとって、著書名をペンネームとすることで、一枚仮面を被り、役者のように秘匿性を武器と…

村上春樹

僕にとっての大学生活(10年以上も前だが)は村上春樹を抜きにしては語れない。それほどどっぷりとつかり、周りの友達までをも巻き込む‘アク’の強さがその作品の中にはあった。 ↓↓↓ 期間限定で村上朝日堂が3ヶ月の限定復活 朝日新聞出版 最新刊行物:アク…

社会保険庁の偽装

民間の会社であれば、顧客から当然信頼をなくし、経営破綻してもおかしくない出来事である。しかし、顧客は強制加入であるから体制はビクともしない。 「企業の‘組織’は変革可能であるが、‘体質’は変革不可能である」 よく言われる言葉である。結局、今回も…

表と裏

ネット上でブログが林立するようになり、僕自身もそのネット上で情報収集する一人なのだが、報道される事件や事実には、必ず表と裏があるんだと実感してしまう。 テレビや新聞で日々流されるニュースの中で、「この報道は、この角度からの捕らえ方で間違いな…

保険金殺人

仕事柄、こういった類の事件はとても気になるのだが、いつも犯罪内容は幼稚で、陳腐極まりない。 まあ、殺人事件そのものに内容を求めること自体が間違っているのかもしれないが。 用意周到に計画して、人を殺し、お金を奪おうとするひとは、人をいかしてお…