一泊二日、花火と水族館
日曜日、別府の花火大会に行く。うちのルーキー(2歳半)は空高く舞い上がる花火を「怖い」と恐れ腕にしがみついたまま一向に観ない。前世のトラウマがあるんじゃないかと勝手に心配する。
遠目から見る夏祭りの雰囲気は好きだけど、出店の‘まがまがしさ’は昔から好きじゃなかった。近づいたら面白くないのだ。自分こそトラウマがあるのかもしれない。
今回は従姉妹夫婦に誘われて一緒に行き、共に一泊。たまの休みを良いきっかけで使えたのかもしれない。外的要因は時にありがたい。
22時も回り、ルーキーを寝かしつける嫁さんそっちのけで従姉妹の部屋にてその旦那と深酒。ウマが合うのだ。そうなると酒がいくらでも飲めそうなこの勢い、事実飲めるこの不思議。
酒は空気が飲ませるものだよ、ねぇ、一緒に飲まないかい。
翌日は水族館「うみたまご」へ。ショーの完成度の高さに唸る。面白いぞ、うみたまご。子供が大勢いる中でオトナの笑い声がこだまする場は悪いはずが無い、オトナもまだまだ捨てたモンじゃない。
子供といると、どっちが子供なのかわからなくなるときがある。逆転するというより対等になる。
で、ふと「感情は抑えるのが当たり前なのに開放するのがイイんだ、という風潮になってるのはダメなんじゃねーか」と言ったビートたけしの言葉が浮かぶ(もちろん不確かな記憶)。日常で他者を気遣い感情を抑え、時々ふっと開放する、確かにそんな人間が好きかもしれない、オトナであれ子供であれ。
「俺の前では開放してくれ」、お互いがそんな気分に。