中山タイフーンの後日談
余韻に浸るまもなく仕事について、やっと余裕が出てきたのでご報告です。
まずは、みなさんに心から感謝。そして天気のこと。佐上さん(id:rairakku6)の「てるてる君」に皆さんの願いを乗せていただいたおかげで、台風の進路をぐっと押し下げ、無事に‘男旅’ができました。
では、写真と共に振り返ります。
9時51分、別府駅にて
5分前からこの写真を撮りたくて、ベストポジションを陣取って待ち構えてました(笑)。
笑顔のご対面です。軍配は中山さんにあがりました。だって遠くで見えた瞬間から手を振ってきたんだもの。
「はじめまして」という言葉がどちらからも出てきませんでした。そのことを思うと、日常で使う言葉の限界を感じました。
予定を変更してまずは高崎山へ
思いのほか天気が良かったので、高崎山へ。
結局、1時間半ほどお猿さんと一緒に過ごしました。マイクを持ってスタッフの人がお猿さんにまつわる様々なドラマを教えてくれるのですが、それが非常に面白いんです。その名調子に唸ります。
カメラのスイッチが入ってしまった中山さんは、あっちをウロウロ、こっちをウロウロ。高崎山に溶け込みました。
この雄々しい姿のお猿さんが、数々の伝説を持つベンツ君。800頭の群れに一人で挑んだり、今でも全国から会いに来る人が絶たない有名人(猿)です。ちょっと金城さんを連想する。結構似てるかも。
由布院へ、蕎麦と露天風呂
お昼は由布院にある、蕎麦のおいしい「ぬるかわ」というお店へ。
蕎麦好きの中山さんも絶賛。良かった。
それから、周辺を軽く散策しながら色々と話をする。歩きながら会話をする、という距離感がたまらなく良いですね。
で、湯布院が一望できる露天風呂へ。場所は「夢想園」。
快晴時は上の写真のような景色です。今回の景色はこんな感じでした。
奇跡的にここでも雨は降らず。露天風呂の真ん中に大きな石があって(上の写真であるように)、そこに二人であぐらをかいて座り、陣取って、景色を見つつ語らう。まさにおさるさんが乗り移ったかのようでした。たまらなく気分が良かった。一時間弱過ごす。
雨と共に赤坂へ
やまなみハイウェイに行ってみようかとチャレンジするも、濃い霧に包まれていく。数メートル先も見えなくなる。次回のチャレンジを誓い、引き返す。
午後5時前に中山さん宿泊ホテルにチェックイン。一旦別れ、7時に赤坂集合。
赤坂の深い夜
夜7時、大分シュッポご用達のお食事処「赤坂」で。仕事終わりの比嘉ちゃんも合流し、3人の深い夜の始まり。ブログ仲間のことを中心に、話がどんどん深くなっていく。
まさに熱弁の比嘉ちゃん。抱える想いを中山さんへぶつける。凄い。その二人のやり取りを肴にどんどんお酒が進む。その時点で翌日の仕事のことが頭から消える。そして辛い今日を迎える(笑)。でも後悔はなし。
北の三ちゃんに負けないようにみんなでダブルピース。どうだ!
12時過ぎまで話し込み、またまたお客さんは僕らだけになる。遠くからお店をしまう準備の音が聞こえてくる。終わりを感じ、未来の始まりを想い、みんなで写真を撮り、店を後にする。
中山さんという人、そして感想
とにかく、懐の深い人だ。ずっとずっと深い。投げかける話を逸らさない。だから僕は、会ってからずっとずっと、質問をしていたように思う。とりとめもなく気になることを全て。そして、中山さんの豊富な人生経験からとても多くのことを学んだ。そして、そこでその得た「想い」は、僕の中にはもちろん、話したその場所場所に付着しているように思う。蕎麦や露天風呂の石に。その時に漂っていた空気にも。そして、2008年9月18日という日にも。そんな気がする。
中山さんは、「アメリカから帰って、そのあたりからの出来事(過去)が、今(現在)とずっと続いているような気がする」、というようなことをおっしゃった。だから2年前のブログでの出来事が、昨日のことのようだと。この「地続きになる記憶」の感覚は、僕の中での‘何か’を刺激し続けている。
また、いつかは無くなる、ということを自分自身再確認した。どんな出来事もいつかは無くなる。だから、今を楽しまなきゃ、と。
常に終わりをどこかに感じつつ、別のどこかで起こる始まりの場に居合わすために。誰かの人生に、ちょっとでも登場できる人間であるために。
楽しい思い出に、心からのありがとうを。