2007-10-25 児玉源太郎〜「坂の上の雲」より〜 児玉源太郎という人物に、非常に感激したので書いておく。 日露戦争において勝つことが出来たのは、この人の存在なくしては成り立たない。旅順陥落の立役者であり、武勲にこだわらず、官僚的体質を持ち合わせなかった極めて希な人。 二〇三高地の激戦から旅順陥落までのくだり(第4巻〜5巻)は、錯綜する人間模様と戦歴の酷さがあいまって、読み進めながら、現実を忘れてしまうぐらいの衝撃を受けた。 その鈍痛は、数日たった今でも残っている。