近況。大楠。
今日は試験を2つ受け、終わったことにほっと一安心。
色んなやるべきことがある中で、社内外の人との折衝ごとがまだまだ続くので、しばらくは気持ちが落ち着かない。今週末は家族で過ごす時間をしっかり作って、地に足つけたいと思っている。
職場については、4月から2人が新しく入り、2人が結婚や出産で退職。祝福され、望む方向へ向かう姿はいいもんだなとつくづく。
どこにどう重きを置きつつ生きていくか。人と出会い共に歩むが故の人生の選択。しかし、どの環境でも、ある年齢までは「仕事」はついて回るものだなと思う。
2週間ほど前に法事で鹿児島へ帰省。懐かしい顔達と会い、また結婚による新顔参入もあり、それは楽しく過ごした。飲み過ぎた。
ふとしたおりに、ある場所や思い出に否応なく結びつく祖母の不在を思い、目の奥が緩んだ。
久しぶりに会う姉が「ここが原点なんよねー」と大楠を見上げながら言ったことが、今でも妙に引っかかっている。
よし、6月。よーし、頑張ろう。
東京出張。バッタ博士、simpleA、@MUSE SQUARE
先日の東京滞在中、金城さんの講演?を聴きに行ってきました。
僕がここで言えることはほとんど無いのですが、-MUSE SQUARE-という場所で、前回と同様に呼んで頂けたのでその場に行けたまでなのですが、非常に面白かったです。やはり、とんでもない人だなと、講演内容もそうですが、終わってからの実践も、やはり規格外でした。言えませんが。書き始めたのに公に言えることが少ないのも金城さんらしいなといつも思いますが。
また、是非、お願いします。
そして、「その前にバッタ博士がくるんでその講演?も聞いたらいいんじゃない」と金城さんから言って頂いてたので、バッタ博士???と訳分からないまま、ただ楽しそうなのでバッタ博士の話を聴きました。結論ですが、すごく面白かったです。
*バッタ博士の面白ブログ→http://d.hatena.ne.jp/otokomaeno/
*バッタ博士の実績→http://d.hatena.ne.jp/schistocerca/
孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)
- 作者: 前野ウルド浩太郎
- 出版社/メーカー: 東海大学出版会
- 発売日: 2012/11
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西アフリカはモーリタニア(モーリタニアって?)の研究所で、群れてしまうと食物に甚大な被害を与えるサバクトビバッタを研究している正真正銘の博士(30代前半)なのですが、簡単に言えば(端折りすぎて申し訳ないですが)「今年の4月から研究所への手当が無くなり無職です、でもバッタと共に今後もモーリタニアで研究を続けたいのです、僕は何でもしますので」という内容。
こういったことを公に伝えるということは、人としても凄く許容量のある人でなければできないと思います。
きっと、前野さんのキャラクターとその情熱が続く限り、あっという間にスポンサーなど(よくわかりませんが)でお金が上手く回っていくと思いました。今が一番大変な時なんだろうなと。
バッタ博士。
たぶん、目の離せない人ってこういう人なんですよね。時折、話す途中で咳き込みつつ、言葉が出にくそうになっていたので、砂漠で砂を吸い過ぎているんじゃないかと勝手に心配しました。
とにかく。
その「場」をプロデュースしている梅田望夫さんに心から感謝。敬いすぎて、接近することもままなりませんが。そして素晴らしいアテンドをしていただいたokadaicさんにも感謝を。ほとんど話しをしたことの無いこのお二方に、こちらから勝手に感謝を申し上げます。
そのおかげで、よく知る友人達と会えたり、何人かの方と名刺交換させてもらって、例のごとく立ち飲みスタイルの懇親会も楽しく過ごせました。
定期的に、完全なるアウェイに行くべきだとやはり思いました。
自分のやってきたことや積み上げてきたものなんて何一つ通用しない場所で、人と会って話しをするべきだなと。自分の決めた勝負の出来る狭い範囲の世界で偉そうにしないように。
はい。
では、場所を九州は大分に戻して。
最近、何より嬉しいこと。小学生になったばかりの息子が、近所の知らない友だちと積極的に輪に入っていって、遊んで(もらって)いること。
(*遠くから現場を撮った)
マンション内に同学年の友達が少なかったり、途中の引越しで幼稚園時代の友達と離れ離れになっていたこともあって一番心配していた子どもの友だち問題。
親が勝手に心配するまでも無かったです。今では夕方に一人で外へ飛んで行きます。
息子にどうやって輪に入っていったのかと聞けば、「おーーーい」って言いながら近づいていったんよ、とのこと。限りなくシンプル。
見習おう。
そこがアウェイと思った時点からアウェイなんだし、決めつけずに行動すればいいだけなのに、つい言い訳を探してしまう。
子育てをほとんどしてないくせに、心配だけするのも良くない。
そういえば一昨日、その東京出張の場で(尊敬してやまない)アテナ・ブレインズの福田さんにお会いした際、「休日当番医を知らないなんて、子育てに参加していない証拠ですねー(うふふ)」と爽やかな笑顔でグサッと痛いところを突かれたばかり。
色んなことを学んだ東京出張でした。
もちろん、ちょっと仕事もしましたので。
タダの関係性
自分の生活を取り巻くのものの中で、無料で済むものが溢れているなと実感します。また、逆に有料で、お金さえ払えば得られるモノの種類も増えた気がします。
先日友人と昼食を食べながら話しをしていた中で、実感したことです。今更何を、なんですが。
お金という対価を払って得られるものは、簡単です。考えるのは、対価として払うお金の「額」の妥当性だけで、得たいものが(その額に応じて)得られるわけで。
無料で済むものは、当然使うのはたやすいのですが、そこから何かを得ようと思っても、うまく行かないことが多いです。うまくそこから得ようと思えば、持続的な想像力と、何故かちょっとしたお金が必要になってきます。
友だちとの関係は無料です。恋人も。結婚も。でも、その関係を友好な形で維持して行こうと思えば思うほど、色々考えるし、自発的にお金も使いたくなります。
最初にお金を使った有料の人間関係もあるでしょうが、無料から始まったものと、きっと成り立ちが違うでしょう。良し悪しの問題ではなく、想像力の使い方の違いだけで。時折、誘惑の問題も絡んできます。
このブログもたまたま無料です。twitterもfacebookも無料です。無料なものを使って友だちと楽しく繋がってます。でも、楽しく使っていこうと思えば思うほど、考えます。目に見えてお金は使ってませんが、そこに時間を費やしている限り、理屈をこねればお金は発生しています。
ただ、対価のかからない、前向きな関係性を持続したいと思えば、お金を使うことは苦じゃないです。むしろ適当で、効果的なお金の使い方を探し出します。
タダほど高いものは無い、という言葉がありますが、つまりはそういうことだなと思うわけです。タダであるものほど、しっかり考えて付き合っていかなきゃならないんだろうなと。お金では済ますことができないもの/済ませないほうがいいもの、が何となくですが自分にはあるなと。
頭の整理のため書き連ねましたが、ちょっと整理できました。
気候が今、過ごしやすくて最高です。空気のいい場所でバーベキューがしたいなと思ってて、先日やっと出来ました。
(*山の中のBBQ)
休日当番医
へぼへぼと動いてはおりましたが、気持ちの中では一週間ぶりの復活です。
突如の、見覚えのまったく無いインフルエンザに襲われて(そんなもんなんですよね)、日頃の己の不摂生を呪いながら、布団の中で高熱による白昼夢と格闘しておりました。
無知というのは怖いもので、この年まで僕は「休日当番医」なるものを知りませんでした。妻からは相当驚かれたというか呆れられたのですが。
僕の暮らす行政区である大分市のホームページに、今日の当番医はこちらです、というページがしっかりあるわけです。(*「休日当番医 ○○市」で検索)
セーフティーネットがうまいことできてるやん、と思いながら藁をもすがる思いで電話をしました。
近いし個人的に行きたかった医療機関が2つあったのですが、どちらの病院も電話したら内科の先生ではなく消化器科の先生が当番ですといわれ、インフルエンザの診察で伺うのですがそこのとこどうなんでしょうかと素直に聞いたら、「うーん・・・。そーですよねぇ・・・。」という受付けのお姉さんの分かりやすい反応があったので、1つ目の方は断って、2つ目の病院のお姉さんは機転を利かせてくれて近くの内科専門のクリニックを紹介してもらいました。
無事応急処置による点滴を受けることが出来て、気持ちも身体も楽になって快方に向かえました。
知らないことってまだまだ山ほどあるなと実感しました。
ちなみに。
今回の話とはちょっと関係ないですが、大村さんから教えてもらったのですが、緊急の要件であれば#7119と#8000も知っておくと便利ですよ。今更何よ、という方には失礼しました。
スガシカオの凹凸感
最近、車などの移動中にひたすらスガシカオを聴いていて、初期の頃から今に至っても飽きない理由が何となく分かってきた(思いつきです)。
ずっと気になっていた部分のことなんですが。
大工さんが木と木の凹凸を組み合わせ建物をつくって行きますが、連続するメロディーラインの凹に放り込まれる歌詞の凸がスガシカオの場合、曲によっては、また曲のどこかで必ず、入れ込む度にいつもきしきしと軋みながら収まろうとしているんです。悪い感じではなく。そのきしきし鳴る音の余韻さめないまま次の凹にまた凸が、同じ様に軋んで充てがわれていくのでその音自体もリズムとなって、またその連続性が個人的には妙に心地よくなってきます。
もう一回聴こうか、と。
でも、今日はもう寝ます。
村上春樹の新刊、読みたいです。
大阪出張の話
17日の15:30に大分から空路で伊丹へ。
到着後、ホテルにチェックインし、20:00あたりまで伊丹空港のスタバで打ち合わせ。諸々詳しく書けませんが、ありがとうございました。
(展望デッキ@伊丹空港)
その後、大村さんのナイスアテンドで、鶏の刺身がむちゃくちゃ美味しいお店に連れて行ってもらう。そして、いいだけ食べて呑んだ。
大村さんは、食通の人がそうであるように、まず、注文の仕方が上手い。
最初にバババッと頼んだものが、最後までそれらが示し合わせたように絶妙のタイミングで運ばれてくる。きっと、理屈というより勘がいいのだと思う。
まあしかし、美味かった。
大村さんが時々使う「イキってる」という言葉が便利やなーと思ったので、一回流れに乗って使ってみたけど、驚くほどうまくいかなかったのが残念でした。
年齢は3つほど上の大村さんですが、その謙虚な生き方がやはり素晴らしいなと。もー俺あかんわ、的な言葉を、重さの増す話の節々で平気で言ってのけるのでこっちが色々考えさせられました。大村さんこそが、もうちょっとイキって生きてもいいのにと思います。
調子に乗って飲み過ぎるも、しっかり早朝には帰り支度をし、7:55発の復路で9時過ぎには大分市内に戻り、いつも通り仕事をしました。
ということで大村さん、今回はとにかくありがとうございました。また連れて行って下さい。