勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

子は鎹、蝶番

たまに、ブログを読んでくれる友達などから、日常が充実してていいねとか、家族仲がいいねとか言われることがあって、時々どう答えていいのかわからなくなって、「うん、そうだよ」とか「いや、そうでもなくて今大変でさ」とか、場当たり的に答えている。
ブログもそうだけどツイッターやフェイスブックには、基本的にネガティブなことは載せない姿勢でやってるので(うまくいかないこともあるけど)、必然的に子どもと愉快に遊んだり、休みに旅行に行ったり(最近行ってないー)、嫁さんに感謝したり、親をおもんぱかったりと、何だかいいこと尽くめの人生みたいに自分でも思えてくる。
そりゃ日常の気持ちの光の部分を切り取って、言葉や写真を添えてるからそうなるだけであって、当然、人生がそんなにヤワな訳ないのだ。その光の量と同じだけ、くらーい闇はいつでもどこかに潜んでいて、ふかーくため息をつくこともあれば、取り返しがつかなくなるんじゃないかと危惧するような夫婦喧嘩もするし(ほんの少しだけオーバーだけど)、結婚って一体なんだろう的なインチキ哲学者にも変身するし、仕事での色んな浮き沈みにもがき苦しむし、信用を失ってしまうんじゃないかという失敗をして2リットルほどの汗もかくし、もう恋なんてしないと決心もするし(いやいやw)、つまり、こうやって指折りよくないことをあげては活字にしていくと、そう、ほらね、ひたすら健康に悪いのだ。
だから、光の部分をたまになぞっては英気を養い、いつ襲いかかってくるかもしれない闇に負けないように、みんなと関わりながらこうやって呑気にブログを書いている。結構本気で。
今の僕の一番の英気は、子どもかもしれない。まさに、子は鎹(かすがい)、蝶番(ちょうつがい)である。
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