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勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

鹿児島のばあちゃんのこと

6月25日の夕方、亡くなりました。



名前:久富木 テル (くぶきてる)
生年月日:大正12年8月10日(享年85歳)
住所:鹿児島県姶良郡蒲生町(あいらぐんかもうちょう)
最近の趣味:友人や家族との旅行、グランドゴルフ、野菜作り


じいちゃんに15年ほど前に先立たれてからずっと一人で暮らしていました。
4人の子供(女女女男)と9人の孫に4人の曾孫。それぞれの夫や妻を含めて、総勢23人のファミリーです。みんながばあちゃんを慕って集まるんで、これが最近のばあちゃんの一番の自慢だったようで友人にそうこぼしていたそうです。

蒲生の築31年になる平屋。これからもここで集まりたいという想いと、じゃあいったいどうやって管理するんだという大人の事情の狭間で家の問題はこれからもみんなの宿題になっていきそうです。ばあちゃん、心配すんな、何とかなるよきっと。みんな、この家が大好きだから。

昨夜採ったクワガタに喜ぶひ孫たち。クワガタ以外にも、カナブン、コオロギ、カマキリと虫かごは大変なことになっていました。逃がしてあげたいけれどそれをグッとこらえるみんな。

大好きな裏庭。この裏庭の一角で、大がまを使っての数日煮込んだ鳥料理は絶品でした。みんなこれを楽しみにしながら鹿児島へ帰っていました。僕はこの鳥煮込みと地鶏の刺身が大好きでした。

裏庭で鶏を飼い、グランドゴルフの練習もしていました。ゲートボールはチームプレーのためよくケンカが起るらしく、楽しく出来ないから嫌だという理由でグランドゴルフをしていました。ゴルフ仲間と毎日のように通っていたそうです。子供には電話で「今日はすごい調子が良かった」などと嬉しそうに伝えていたそうです。

10羽の鶏のヒナたち。小さな頃から鶏を飼っていて毎朝取れるその卵で卵ご飯を食べていました。数ヶ月前に鳥小屋がカラスの襲撃に会いヒナが全滅したらしく、懲りずに再度飼い始めたばあちゃん。10月ごろには卵を産み始めるようです。

裏庭奥の猫の額ほどの畑。ここで色んな野菜を作っては遠くにいる子供たちに毎月のように野菜を送っていました。うちは野菜を近所からもらうんでいらないと母は言ってたらしいけど、それでも3ヶ月〜半年ごとに色々と送ってきていたようです。ばあちゃんが昔から送ってくるドクダミで作るドクダミ茶が僕は今でも大好きです。畑を見るとスイカが大きくなっていました。
もっとたくさん写真を撮っておけたらよかったのですが、いろいろと上手く行きませんでした。
26日はお通夜、27日はお葬式と火葬・納骨。雨の中での一通りが終わってから、いつもと同じように20人ほどがばあちゃん家で語り明かし、写真を見ては笑い、文字通り雑魚寝をしました。
亡くなる前日まで朦朧としながらも自力でご飯を食べようとしていたばあちゃんを今でも思い出します。食べられなくなったら終わりだと自分で考えていたのかもしれません。その必死に生きようとする精神力を考えるとたまらなくなりますが、身をもって生きるエネルギーの大事さを教えてもらいました。これは本当に身をもって教えてもらった気がしています。

蒲生の大楠。甥っ子との野球の練習場です。ばあちゃんは今、このすぐ傍にじいちゃんと共に眠っています。
本当にお疲れさま、ありがとう、ばあちゃん。 またね。