勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

やめるための理由に埋没しないように

僕が今、継続しようと‘心がけている’3つの日常的な目標があります。

  1. ブログを書くこと
  2. ジョギングをすること
  3. 基礎英語を少しずつ学ぶこと

もちろん、一日のほとんどを仕事という時間の中にいるわけで、また休みの日には家族と時間を積極的に共有するわけなので、あくまでも自分がその時間に自発的に向かうという行為で可能になる目標です。毎日飲んだくれてたらきっと無理なわけです。・・・そんな大げさな目標ではありませんが。


先日書いたエントリで、下川さん(id:Emmaus)が村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」に触れて、「SJC in 横浜」でSJCメンバーに会ったときにはそれを題材にして話が出来たら楽しいね、なんて事を書いておられたので、この本を数回の立ち読みで済ませた僕はドキッとしまして、ソフトカバーが出るまでは待ってられないと腹をくくり、今買ってじっくり読んでます。

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること


うーん、やっぱり良い本ですね、これ。
この本は、走ることを通して、村上春樹が自分を語った本です。本人が「これはメモワール(自分史)として読んでもらって差し支えない」と言ってるぐらいですから。
その中で、村上春樹は言ってます。なぜ走ることをやめないのかを。

忙しいからといって手を抜いたり、やめたりするわけにはいかない。もし忙しいからというだけでやめてしまったら、間違いなく一生走れなくなってしまう。
走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。
僕らに出来るのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇を見つけては、せっせとくまなく磨き続けること

何かを継続して続けることの中に潜む、やめるための理由の誘惑をうまく書いてます。そして、続けるために必要な「個人的なほんの少しの理由」に上手くスポットを当てて書かれた、良い文章ですよね。


1ヵ月半経って、走ること、基礎英語をすることにちょっと疲れてきた僕を、大きく鼓舞してくれました。
また、ほぼ毎日読む皆さんのブログにも大きく励まされてます。ほんと感謝。