勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

金融業界での生き残り

凄まじい勢いで、金融業界が動いている。その中に身をおく立場として、日々ヒシヒシと痛感している。
先月の郵政民営化を皮切りに、来月は銀行の保険窓販のスタート。そして流通業からはイオン銀行の参入。そして、個人的に期待している(とても脅威なのだが)ネット生保2社の開業も間近。
新規参入と大手企業の業界参入が何を意味するか。
大前研一さんのコラムでもある、「産業突然死」だ。
つまり、今の自分の仕事も含め、その業界では不要になるということ。
イメージしやすい例は、生保・損保会社や銀行・証券会社数が、約300あるとすれば、そのうちの30〜50社は統廃合され、雇用のリストラが生まれる。
そしてもう1つのイメージし辛いがゆえに‘ひっそり’と、しかし確実に淘汰されていくのは、その金融商品を扱い販売する代理店や仲介業者、系列会社、そしてFP(ファイナンシャルプランナー)などに代表されるアドバイザー、またはその役割職種に付随している取引業者だ。
そんな中で勝ち残り、その業界で必要とされ残っていくには、相当の覚悟と熱意が必要だ。ただ、その仕事ばかりに思い入れすぎていたら心に余裕が無くなるので、一方では先を見越した別の収入手段も考え、常にアンテナを高く持っておかねばならない。
今、このまま同じことをし続けるのでは、将来勝ち残れないのは目に見えている。今後の競争激化が予想できるがゆえ、仕事のことを考える時、気持ちの中での‘ぬくぬく’とした余裕がほとんどなくなってきている。これは、仕事をして始めての感覚かもしれない。
ただ、難しい顔をして悲観的になってしまっては、良い仕事も出来ないし、良いアイデアも浮かばない。
「これまでもいろいろあったけど、人生何とか乗り切ってきたじゃないか」と自分に言い聞かせながら、必死に前に進む。 うん。
前え。