勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

企業再生弁護士・村松謙一

脳科学者・茂木さんのニュースサイトの寄稿文で知ってから気になっていたので、NHKの「プロフェッショナル」を見た。
村松謙一さんは、負債超過の破綻ぎりぎりに追い込まれた企業を再生すべく、弁護士としての知識と使命感を武器に、死の直前まで追い込まれた経営者たちを‘再生’していく術を模索し救済している人。
当然、借りたお金は個人であれ企業であれ返済するのは当然のこと。しかし、死をもってして償うべきではないのだ。
債務超過で返済が不可能に見えても、可能な限り返済プランを策定し、できる範囲で返済しながら企業を再生していく。
そんな債権企業と債務超過企業の橋渡しをし、最終的にはそこに関わる人間を救済しているのが村松さんであった。
テレビの中で、多くの債権者を前に再生プランを演説する前、勇気をもらうためといって、亡くなった娘さんの写真入ペンダントを眺める姿は、言葉にならなかった。
しかしその姿は、本当に勇気をもらっている様に見えた。