勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

梅本さん

ここ数ヶ月、慌ただしい毎日で気丈に時に虚勢を張りながら、なんとか無難に過ごしています。新しい会社の登記を済ませ、否が応でも関わる人との摩擦を最小限にしたいという思いと、譲れない自分の一線を確認しながらの作業がまだまだ続きます。全てを同時進行でやって行く中で、摩擦や軋轢がしばし続くと、これまでと同じようにスタイルを変えずにやって行くことの方がよかったんじゃないかとか自分でおこした臆病風にふと深刻ぶったりもしますが、誰でもない自分で決めた選択肢であれば、不思議と覚悟というか「軸足」がぶれないものなんだとこの歳にして知りました。


そんな慌ただしい日常は、今日の話の枕で。


先日、梅本さん(id:umechang86)と初めて飲んだ。その梅本さんという人とのことについては、今年の2月にここのブログで触れていた。

「2度ほどしか会ったことのない約一回り若い青年と、ひょんなことから話しこんで、その青年に2人目の子供が産まれたり東京での仕事がオーバーワーク気味であったり、でもその状況を前向きに捉えてて、そんな色んな話を聞いたりこっちの話をしたりして、へぇ面白い人だなとなんだか嬉しくなってたら…」
http://d.hatena.ne.jp/sap0220/20120225/p1


その後、facebookでは会話をしながら、飲みが実現したのが先日のこと。その日のことについて、梅本さんが早速ブログまで開設して書き綴ってくれていた。

「Refresh」
http://d.hatena.ne.jp/umechang86/20120910

久しぶりにブログ経由のトラックバックに新鮮さを感じながら、その誠実さに対してこちらもきちんと書こうと思いたった訳です。ブログに対して真正面から向き合うことをどこか避けてきてたので。何故だろう。誰に気兼ねする必要も無いのにと思いつつ。


その日、大方の予想通り、梅本さんと話しながら、(4年前になるのかな)比嘉ちゃん(id:Ryu-Higa)との時間を重ねあわせていた。それほど、梅本さんの姿勢は前向きであり、しっかり現状の自分の足りなさも把握しつつも、現状と彼の描く理想の差異に悶々としていた。それは20代の健全な病と言うか。
そういった人との時間はとても楽しく有意義で、僕は無責任な人間なので、現状が楽しく変化して行くことの方を進めちゃうし、そんな思いに対しては全面的に肯定しちゃうきらいもあるけれど、(あくまで仕事においては)誰にも、誰かの人生の責任なんて取れないんだから、せめて人の動きを淀ますような批判はしたくないよな、とは思っている。


正直僕も、仕事だけじゃなく様々なことに悶々とするばかりの日常を(今でも)送ってきたので梅本さんのぼんやりとした、でも根深い部分の気持ちがよくわかる。僕にしても今だって、やっていることが人にとってではなく自分にとって本当に正しいことのかなんて正直なところさっぱりわからないけれど、今でこそ言えるのは、可能性があり今やるべきことであろうと自分が判断した事に関しては、「やらない」という選択肢はなくなったという事です。
30代後半になってですが、そこはちょっとだけ自分でも進歩した気がします。


ではまた、飲みましょう。
(ここ界隈の皆さんの話しをたくさんしました。出演感謝)