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勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

中小企業が法人として寄付する場合

とても控えめに書きます。
募金について、個人的な思いとして、あまり声高に言い過ぎてもいけない気がしますので。人それぞれの温度差がありますし、考え方も全然違いますし、お金はその見方次第では、とても汚く映る(場合もある)ので。
それでも書きます。
今回は個人としての寄付*1ではなく、企業(法人)として寄付した場合と、その効果について。先日、個人としてネットバンクから日本赤十字へ振り込んだのですが、どうにも額に限度がある。身銭を切るといってた割には妙に痛がる自分がいるw(ちいせー。そこで考えたのが、うちは吹けば飛ぶような中小企業ですが、こうやって僕が個人としてする額の数倍は出来るなと。で、実現性が高いと踏んだので、その過程を整理する上でも書きます。

義援金等への寄付金は全額損金

色々と調べてみたら今回の東日本大震災への国や日本赤十字社を通じての寄付金は、全額損金となるようです。
その損金についてですが、まずは法人税の仕組みをざっくり理解してみましょう。
まず法人税とは、簡単に言えば、企業によって今期は利益がしっかり出て、社員へも自分へもしっかり給料を払えて、備品など必要な動産・不動産へも支払える/買える/借りられる状況で、それでもお金が50万円残りそうだな、なんていう50万円に対して、約半分の25万円を法人税として持っていかれるわけです(実に雑な説明です)
で、企業によっては、そんなに持っていくんならパソコン買っとくわ、とか社員へ賞与あげるわ、とか広告うっとくわ、なんてなるんですが、今ならそこへ「寄付金にあてるわー」が可能だということです。同じ経費ですから。
気持ちの余裕とお金の余裕

あくまで、前提は企業として利益を出すこと。そして、出せた利益に対して今後も企業として使っても差し支えないと判断できる額を考えること。企業によっては今期の利益を来期への準備に回す必要もありますから、そこはしっかり考えること(>自分へ)。
そこを踏まえて、お金と気持ちに余剰が出来た物理的な額を、納めてみよう、と思うわけです。
決算時期にあわせて、ゆっくりと

企業によっては6月が決算で、今期はまだ十分な利益が出るかも分からない、なんてあると思います(気持ちよくわかります)。でもこれは急がなくていいんです。
今回の東日本大震災は復興までに相当な年月がかかると思います。阪神淡路大震災の時でも10年は必要だと言われていました。だから、急ぐ必要はまったく無いと思います。今、大企業や資産をたくさんもたれている方達が一斉に億単位のお金を寄付しています。それでも、1、2年で使ってしまう額かもしれません。だから、利益が出て、気持ちに余裕が出来たその時で。
企業としての振る舞いは自由

日本における企業数に占める中小企業の比率は、なんと99.7%です。*2
そんな中で、利益も出し、元気も出して、寄付するぞー、という企業にうちもなりたいなぁ、と思うだけです。そして、寄付をしたら、どや顔で振舞うもよし、「うちさ、寄付したのよ、うふふ」と自慢するもよし、こっそり社員と共に自己満足するもよし、な訳です。また、もしかすると今後その企業風土としてのいい側面、いい顔が育つきっかけになるかもしれません。結束も出てくるかもしれません。それは分かりません。
自分が従業員で社長に提言しやすい立場なら、うまくやんわりと勧めてみるのもいいかもしれません。「社長〜、ちょっといい話ありますよ」と(怪しい。
それで、もし企業がその方向へ動いてくれるなら、個人としての募金以上に、会社でしっかり働くことのほうがより大きな募金効果をうむケースも出てくるかもしれません。
具体的なゴール

10万円を超える振込になると窓口です。そこで、法人の登記簿謄本を用意して、もちろんお金も用意する。ここがゴール。*3
そう、ここまでの道のりは意外に長いわけですが、ちゃんと辿り着けるように、僕もがんばります。だから、しっかりこれまでと変わらず経済活動をしていくこと、それが何よりも大事で、数少ない僕に出来ることなんだと思いました。
道半ばですが、やんわり、気負わずがんばります。

*1:個人の寄付については、控除も含めてほぼ日のここがとても詳しく親切です。
http://www.1101.com/20110311/kifu/index.html

*2:http://www.meti.go.jp/information/recruit/keizai/chuushoukigyou/01.htm
(*しかし、当然ながら利益をしっかり出して、法人税をたくさん払ってる企業となるとぐんと減りますが)

*3:もちろん詳しくは、担当の税理士さんと相談しましょう