息子と帰省
最近の小さな流行。寝落ちる寸前の布団の中で短編小説をiPhoneで読む。設定で画面の明るさを一番暗くして、例えば芥川の「アグニの神」や太宰の「姥捨」など。10〜20ページの短編を書かせたら、この人たちは本当にうまいね(俺何様だ)。
(こんな感じで↓)
妻の調子が悪かったため、土曜日の夜に息子を連れて実家で一泊。久しぶりの日曜日休みを息子と朝から晩まで満喫。まりちゃんの墓参りも。
サプも元気だ。しかし野良猫にやられたらしく数箇所キズを負っていた。
夕食の時に寝落ちた息子をそっと車に乗せ、実家から我が家へ向かおうとした直後に起きてしまい、それから30分以上も走る車内で泣き叫んでいた。ずっと泊まりたかっただの、幼稚園行きたくないだの、お父さんなんてもう嫌いになるだの、途中からヒクヒクと引きつって声もうまく出なくなるまで。機を見て頭を撫でてやっていると落ち着いてきて、また寝落ちた。
子どものわがままや自己主張を受け止めながら、男親として出来ることなんて実はほとんどないのかも知れないなと思い当たって、ちょっと覚悟した。
今朝は、昨日の車内の惨劇がまるでウソのように、元気に幼稚園に行った。