勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

(結果報告)6.19 目黒ブラックライオン

ワールドカップの日本VSオランダ戦の日程にガッツリ重なった今回の目黒イベント。しかも土曜日の夜8時半キックオフという好条件。その日は14時から中山さん、田中ようちゃん、倉さんとフライング気味にアルコールをいれつつ17時には目黒ブラックライオンへ。着くなり入り口で恰幅の良い外国人が矢継ぎ早に英語で何やら言ってくる。「おまえら何人くるんだ?とりあえず3,000円払え、そしたらこの3枚のお札をあげる」という部分だけは聞き取れたが、こりゃわけわからんと英語を流暢に操る中山さんにすべてを任せ店内に。中央には大型モニターが設置されていて、どうやらいつものシステムと違うらしいのだ。ま、郷に入ればなんたらで、この状況を楽しもうと覚悟した。
飲みつつ日本代表戦をほかのお客さんも含めてみんなで見るのも楽しそうだなという思いと、集団で無理やり騒ぐのもめんどくさいしもっと話がしたいのにな、という思いが交錯する中、日本代表戦が始まるまでの20時半までの間、徐々に集まってくるブログ仲間との懐かしい再会に大いに喜び、笑い、耳を傾け、以前から会ってみたいなぁと思ってた方たちとも会えたし、予想をしてなかった人とも会えて、もろもろ話が出来たことは実に嬉しかった。ビール片手にうろうろしつつ、それぞれの方との語らいの中で、その人の言葉からにじみ出てくる、その人が今触れている現実にしっかり思いを馳せ、こういう人もいるんだ(こういう生き方もあるんだ)と自分の頭に刷り込みながら、店の片隅を総勢15人以上でゆるーく占拠していた我らのこの妙な集団は、気づけば中央で大型モニターを前にぎっしりと埋め尽くされた(自称)日本代表応援団達の熱気とボルテージに否応無く流されていった。
このオランダ戦は日本代表が「悪くない」試合展開をしてくれたせいで、自然と声も出てくるし、仕舞には初対面のアキタケとハイタッチを交わしたりと楽しく観戦できた。ただ、エアコンが利かない空調のせいでじとじとと汗だくになるわタバコは煙いわ一人の代表応援団のリアクションがいちいちめんどくさいわで、ま、それもまた昔の懐かしい気持ちを思い起させてくれて、良い経験になったと思う。こんなことがないと混み合う外人パブで日本代表なんて応援しなかっただろうから。
日本代表戦が終わり、熱気から冷めやんだ後、9人ほどでまた新宿にて飲みなおし、気づけば26時を回っていた。店を出て、宿へ向かう道すがらタクシーに乗る前の比嘉ちゃんが、「ぼく、そこに見えるあのビルで働いてるんですよ、想像つきますか」と聞いてきた。一年前は大分で一緒に飲んでいた彼が、悩み、転職し、東京で暮らし、やっと色々と一回りして言葉が出てくるようになりましたと、先月丁寧な手紙をくれた彼に、僕は、何も思いつかないまま、言葉も無くて、ただ笑って唸るだけだった。
みんな、いいことも悪いことも含めて、前向きになろうが後ろ向きになろうが必死に生きていて、それに触れることで僕は勇気をもらえている。
今回会えて、楽しい時間をすごさせてくれた皆さんに、心から感謝しつつ、また会えることを楽しみにしています。西新宿のドトールにて。