勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

追われ終わる毎日でも

子どもの幼稚園嫌々病の再発で我が夫婦はこの一週間ほとほと参っていた。どう泣きじゃくっても連れて行くことが本当にいいことなのか、ズル休みをこの歳で覚えさせちゃダメだろうし、かといって精神的に相当参っているのであれば休ませたほうがいのか、などと寄せては返す不確実な考えに揺れ、必死にさっきも説得しながら連れて行った。夜中には「いやーいやー」とうなされる子どもの声にげんなりし、「今日はどうだった?」「今日はこうだった」という夫婦でのメールのやり取りでしか大体の状況を把握できてはいない夫ではあるが結構しんどいものがある。
仕事のほうはまずまず良くて、その要因は業界としては「しんどい」とされている作業をうちはすすんで引き受けてきたからだと思う。それは、現時点での結果論だし当面の未来についてはまだ未知数だけれど。ただ、「同じことを10年必死にやって、モノにならなければオレの首をやるよ」と語った吉本隆明の言葉を若干信じている自分もいる。当然「しんどい」とされている作業はしんどいもので、精神的にくたくたになる。同僚にもムリをさせているのかもしれないなとも思う。しかし、たまにきつそうではあるが「やりがいがある」とある日言ってくれた言葉に救われている。この店も気づけばもうすぐ6年、他店も含めもうちょっとがんばるつもりだ。下手なムリは極力せず、出来ることならしなやかに。理想。
ここ大分では、徐々に田植えの時期に入った。時折カエルの声も聞こえる。嫁さんの実家でも昨日からはじめたようで、今日幼稚園が終わってから嫁さん子どもは一泊してくる予定。土日の暦に関係なく動く僕はといえば、さぁ今日仕事終わって誰を誘って飲みに行こうか、などど悪だくみ中。そう、そういうもんなのだ。
表層上が変化し揺れ続ける日常に、構わず僕も上手く揺れながら、身近で手ごたえのある現実を感じとれたらいいのにな、と思っている。さて、今日はどんな人と出会うのだろう。


<追記>
さっそくヨメさんから写真が送られてきた。甥っ子姪っ子の元気さに圧倒されている感じの息子。精一杯遊んで欲しい。