勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

ヒーロー

来週に入るともう2010年のようですが、一年という区切りに対して皆で1月1日にヨーイドン!というのは面白いですよね。何かをやるから楽しいというよりは、この年末年始の雰囲気が好きな人は多いですよね。僕も例外ではありません。
さっき手帳の中身を2010年版に変えて「はてさて、来年はどうなることやら」なんて実際に思いながらパラパラめくりつつ、新品の手帳に早速落書きをした息子の絵を見て気持ちが緩んでいます。

息子の何てこと無い毎日が本当に輝いていて、その目線を親として疑似体験できるだけでも凄く救われています。この属する社会の閉塞感(身近な不景気はもちろん酷い就職率や社会保障問題など日々目耳にする懸案です)は別に誰のせいでもないけれど、原因の分からない面倒くさい問題や選択肢の無くなった施策についてみんなで抱えながら過ごしていくこと自体が閉塞感というモノなのかも知れない。
人やモノや組織や世間の空気やらに対して文句や悪口、批判をすることで自己確認をいちいちしている僕なんかをよそに、たいした悪口も言わずに出来る限りの「気」を周りの大人に遣いながら日常を楽しんでいる男。僕にだって強がりながらそれを模倣することは当然出来るけれど、本意気でやる自信はまったく無い。強がること、強いフリをすることは、たぶん余興に過ぎないから。
だから、息子が今の僕にとっての一番のヒーローです。