読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

ダイシ

友人

年末らしく飲み会が増えてきました。というか自発的に増やしているのですが。
そんな中、先日は高校時代の旧友ダイシと飲んできました。市内の進学校で国語教師として奮闘していることを先日会ったK君経由で知り、勤務先の高校に数日に渡り連絡して(なんと6回も)やっと捕まえた次第です。3回目ぐらいから「えーっと、どちらのオノさんですかね」などと聞かれたりしつつ。
卒業後、ダイシは広島へ、僕は東京へと進学し、僕にとっては数少ない文通相手でもありました。あの頃は携帯電話はもちろんインターネットインフラなんて存在してなかったから。手紙は個人に宛てて書いているのに出した後は反応が一切分からない、返ってくるかも分からない、でも、そんなやり取りを恥ずかしがりながらも楽しんでいました。出した内容も、もらった内容も、今となっては断片的にしか覚えてないけれど、内容以上に手紙を何度もやり取りしていたという行為自体が、しっかり記憶に刻まれています。有り難い記憶として。
ケーキ持参で突然店に遊びに来てくれたダイシに、「いらっしゃいま・・・」と笑顔で固まったまま、思ひ出ボロボロ状態でわいわい話しながら、そのまま夜に。翌日の仕事も意図的に忘れ、愉快な酒を酌み交わしました。
ダイシは、常に「考えて」生きている男なので、どの角度の話でも手ごたえがあって面白い。そして、チラチラと心の原風景である田舎の家族のことが見え隠れする。その辺を隠したがる人間は多いんだけど(僕も例外ではない)それを肯定してるから軸足がぶれない。僕はほとんど怠け、ダイシは努力し続けた20代を振り返りながら、お互い色んなことがあった中で、「20代は暗黒だった」というダイシの一言に、僕は大笑いしながら、実はすごく共感していた。
誰だってちっぽけな一人の人間、何も臆することも隠すことないよ。言葉にすると若干ずれるけれど、昔からダイシが持っているオーラがそれだ。僕はその独特のオーラが、やっぱり今でも羨ましい。