HDDからDVDへのもろもろ
先日、HDDレコーダーが録画で一杯になったので(いらないものを消しては録画してとだましだましやってたのですが限界)、こりゃDVDに落としていかなきゃならんな、ということになりしばらくその作業に追われていました。
うちのHDDには、1,子供のための番組等 2,嫁さんのためのドラマ等 3,僕のための映画とNHK特集、がちょうど3等分ぐらいで入ってて、その中でも僕の録っていたモノのみをDVDに落としていきました。
で、気がついたこと。
- 春頃の番組は、DVDに落とすと瞬間にHDDから消えるコピーワンスなのに、秋頃?からの番組は、DVDに落とすとHDDから消えずに「残り9回オッケーです」という‘ダビング10’になってること。(へぇ、でもダビングしたらいらないので消していきましたが・・・)
- うちの古いPCではダビングしたDVDが見られないこと。まぁPCでは見ないけど。(これを理由にそろそろMacBook買いたい・・・。いやVAIO type Pか・・・)
- ダビングに意外と時間がかかること。
そう、時間がかかってしまうんで、DVDにダビングしながらいくつかを復習がてら見てましたところ、これがまた面白かったわけです。復習って大事ですね。今回DVDに落とした映画(黒澤作品、2作)や他の特集は今回は付き合えなかったのですが、昨年3月に「立川談志10時間スペシャル」という途方も無い企画をNHKがやってのけたことがありまして、松岡正剛さんとの対談なども含め、往年の関係者達がわいわい談志を語るというそれはまぁ贅沢で愉快な番組でした。で、その中で放送された談志落語をいくつか復習したわけです。ええ、やっぱり面白いです。「やかん」に笑い「三方一両損」に感心し「芝浜」でまた泣きました。
談志も凄けりゃ落語も凄いという作品になるんでしょうが、落語にそこまで精通してない僕でも談志さんの「芝浜」の凄みは身震いします。何度見ても恐ろしいものがあります。
立川談志 ひとり会 落語ライブ’92~’93 第三巻 [DVD]
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そう、そしてその夜、去年途中で頓挫した「落語に親しむ」ということを今年は頭の片隅に入れておこうと決心したのです。
落語とは、人間の業(ごう)を肯定するもんだ
<立川談志>
それともう一つ、HDD→DVDに落としていて気がついたこと。
- 後で見る→見ない。
これは僕が過去にやったけど出来なくて今は基本的に正しく使っていないサービスの(使ってますが使い方を間違っている)ブクマやRSSに似ているなと思ったのですが、将来の自分に期待をこめて漠然と放り投げた物事を、未来の自分はキャッチしてくれない、という事実です。
今すぐ衝動的に動き、一気にそのときの時間の優先順位がガラッと入れ替わるぐらいのことでなければ意味が無い/身に付かないんだな、とつくづく実感しました、はい。・・・たかがテレビ番組かもしれませんが。
そう考えると、過去の自分がいかに将来の自分に対して期待しているかがうかがい知れて、また、その期待値に添えていないことを思うと怖くもありますが・・・。
ま、今年は丑年、ゆっくりゆっくり踏みしめて歩くつもりです。