勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

親子

昨日は家族で田舎に帰った。
実家に戻り、食事を終えて、大体僕は酒を飲みつつテーブルを挟んで父親と話しをする。すると、ほとんど間違いなく要所要所で喧嘩腰になってしまう。理由は僕にある。いつもなら踏み込まないのに、2、3歩踏み込んで言葉を放つからだ。そして、ちょっと反省しては、父親と息子とは何なんだろうと、僕はいつも考えてしまう。そしてまた同じことを繰り返す。

子育てについて話をしていた時だ。
「そういえば、反抗期はなかったなぁ」
昨日、そう父に言われて思わず「えっ?」と言ってしまった。あれだけ反抗していた自分があったのになんなんだろうと。でも確かに親に対しては出していなかったのかもしれない。もしかしたら母親は違う意見なのかもしれない。当時を振り返ると何故かちょっと苦しくなる。その思い出を深追いしたくないとも思う。なぜだろう。何かあるのかもしれない。

今レゴブロックで、息子と遊ぶのがとても面白い。というか僕が勝手に色々作って楽しんでるだけなんだけど。男二人で黙々と夜中にレゴに向かうのも悪くない。いつまで遊んでくれるんだろう、と最近よく思う。いつかは離れていく。
両親、つまり祖父母からもクリスマスプレゼントを貰った。息子が、いつもお店のオモチャコーナーに行くと必ず触っていた電車だ。容赦なく紙をバリバリ破ってすごい開け方をする姿を見て、みんなで笑った。息子はみんなを心底笑わしてくれる。

昨日の夕食は、嫁さんが孤軍奮闘してクリスマスパーティーらしく腕を振るってくれた。両親も感激していた。やっぱり嬉しかった。ケーキも手作りだった。「素朴な苺のケーキが一番いい」と以前言ってた父の言葉を知ってのことだと思う。好評だった。とても素直な味でおいしかった。
「家族が集まる」という何でもないことが、有り難い。親子が繋がることが、有り難い。正月が、何故だか年々楽しみになっている。