勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

30歳を過ぎて気づくこともある

倉さんの素敵なエントリを読みつつ、「この内容は10年程前の僕にはきっとわからなかっただろうな」という思いを持ちながら読んだ。

「仕事ってすぐにこれだ!ってきめられるものじゃないけれどそれはそれで不安だよね」
http://d.hatena.ne.jp/atkura/20080730/p3

「昔の自分だったらわからないかもな」と思う理由は何でかなぁ、と思っていたのだけど、きっと、僕なりにこの10年は仕事でも、私生活でも、いくつか「えいやっ」と物事に飛び込んだ経験があって、しかも、大体半々でうまく行った事といかなかったことがあって、そのうまくいったことですら、人から見たらきっと大した成功ではないんだけれど、でも、きっとそれが‘ありがたい’ことに体の血肉になっているんだろうな、と思う。だから、倉さんのエントリが、ちょっと身にしみるのかもしれない。
その経験がなかったら、僕は今でもわからないままだ。
自分がそんなに大した事を成す人間ではないこともわかってきたし(これは良いことなのか?)、出来うることもなんとなくわかってきつつあるなかで、言うのは簡単だけれど「その状況でベストを尽くす」ということの積み重ねに勝るものはないのかもしれない。
これは、人が自分をどう評価するか、という次元とはまた別の、自分がどういった生き方をしたいか、という極めて個人的な観点なのだろうけれど、その単純で難しい行為が、結果として人から見た自分の評価、評判、人柄になるのだろう、と思う。
だから、「こう在りたい自分」になれるように、ぶつかることの多い世の中で、自分の周囲にそびえ立つ色んな物事に、えいやっ!っと飛び込む癖をつけておきたいと思う。
たとえそれが何にせよ。