評価する側から評価される(晒される)側へ行った友人
「大江泉水のはじめてのスピリチュアル」を結構前に読了。(報告遅れました、オチ^^)
大江泉水のはじめてのスピリチュアル (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- 作者: 曽我部敦史
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/06/21
- メディア: 文庫
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なかなかふざけたタイトルのこの本、大学時代の友人(オチ)の第二作目となる本。
個人的には、第一作目の「山下バッティングセンター」よりは面白かった。うん。
- 作者: 曽我部敦史
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者本人をよく知っているがゆえの、なんとも言えない緊張感を持ってこの2作目も読んだ。・・・内容は緊張感なんて感じさせないニヤニヤ笑えるストーリー展開なんだけれど。
読みつつ、‘中島らも’と何かがシンクロしたんだけれど、何でだろう? ‘らも’は、オチは読んでないはずなんだが。うーん、不思議だ。
本の内容とは話がそれるけれど、個人的にすごいなと思うのは、オチは、僕のように人やモノを無責任に評価する側の立場から、評価される(晒される)側の人間になってしまったんだな、というとこ。世に出したものが作品として形として残り、言い訳の効かない世界で、きっとどこか孤独に、でもたくましく‘たたずんでいる’んだな、ということ。
そういえば、ビジネスの世界にも、その孤独を当たり前の事と意識し、強くしなやかに、何より‘楽しげ’に生きている人間が居る。それも言い訳の効かないある意味とんがった場所で。誰よりもシンプルに。
すごい人への仲間入りを、きっとオチはしたんだね。曽我部敦史ファンとして、第三作目も気長に待ってるよ。