勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

仕事との向き合い方〜おしまいに〜

仕事についてじくじくと考える日々が続き、一昨日、ほぼ日で糸井さんのこの本に出会い、買うことに決めた。
(*任天堂の岩田社長と仕事について話す「星空の下の仕事観。」というコーナーがまた、たまらなく面白い。)

はたらきたい。 (ほぼ日ブックス)

はたらきたい。 (ほぼ日ブックス)

そもそも、仕事について深く考えるようになったのは、1歳の息子のおかげなのだ。まだ、言葉もうまくしゃべることの出来ない息子だけれど、いつの日か「お父さんは何で仕事をしているの」とか、「仕事は辛いの、楽しいの」、とかを聞かれたら、と考えると、僕は答える言葉をちゃんと持っていないのだ。
子供の頃、お酒を飲み、夜更かしをし、大人にしかわからない話をする大人達に憧れ、「大人はいいなぁ」と漠然と思っていた僕は、実際に、年齢的に大人になってみて、「やっぱり大人になって良かったなぁ」、と思っている。
その一番の理由は、「(子供の僕には)自分で選ぶことの出来るコトが、とても限られていた」という強いおもいだった気がする。人によっては色々選んでいったのかもしれないけれど、僕にはそれが出来なかったような気がする。
だから、僕が子供に「楽しい大人のススメ」じゃないけど、まずは大人の特権である‘仕事’についての話を、少しでもわかりやすくしてあげることが出来たなら・・・、という想いを抱いているわけです。
その為にも、大人が仕事をすることで得られる様々なモノ(お金はもちろん、それ以外のもの)を、僕なりにわかっておかなきゃ駄目なわけです。


きっと、僕が仕事を‘している’から、家族を持ち、子供を養う喜びを味わえるわけだし、今している仕事が楽しかろうが辛かろうが、僕は自分でそれを‘選ぶ’ことで、自分の住む場所や家族を選んで(いや、むしろ選んでもらって)きたわけだ。
そう考えると、僕は、居心地のいい‘家族を持つため’に、仕事をしてきたし、これからもし続けるのかもしれない。