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勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

パラダイス鎖国<small>(読書中)</small>

思いのほか(と言っては失礼だけれど)面白いです。
僕は基本的に歴史認識が浅いほうなので、この本のような形で、様々なデータ(うるさ過ぎずにちょうど良い量)と歴史背景(業界と各国事情)を紐解きながら話を展開してもらえると、とてもわかりやすく頭に入ってくる。
しかも著者自身の体験に沿ってるので。

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)


話はいったんそれて・・・
僕は18歳で地元(九州)の高校を卒業してから、(東京の)大学へ進学し、当然そのときから一人暮らしが始まった。就職してからも東京にいて、途中愛知県へと仕事の関係で住まいを移し、27歳で結婚し、約3年前にまた九州へ戻ってきた。
で、何が言いたいのかと言うと、18才からの約11年間で、それまでわからなかった、自分の育った地域のことや、なにより親の存在の有難さなどは、きっと離れてなきゃ今のように理解は出来なかっただろうな、ということ。
物理的な距離を置くことが、何よりの理解に繋がることもあるんだと身をもって知った。
で、話を戻すと・・・
著者の海部さん(id:michikaifu)は、遠くシリコンバレーから‘パラダイス鎖国’となった日本に向けて、エールを送っているんだけれど、エールの送り方がとても柔らかくて、なんだかざっくばらんなんだ。同じ場所から日本へ向けてエールを送ってくれる梅田さん(id:umedamochio)のように、具体的な目標と志向性を追及する生き方で、常に上へと伸びていって欲しい!突き抜けて欲しい!見つからないなら探し続けて欲しい!といった感じではなく、現状の‘パラダイス鎖国’状態は、すべてが悪いわけではないよ!その中で選択できる様々な選択肢を上手に選んでちょうだいよ!といった感じで、なんだか心地が良くなっちゃう。
そう、ほんわかしちゃうのだ。こんな本はちょっと珍しい。
それとも女性の書いた本を読んだのは、きっとよしもとばなな以来だから、勝手に母性を感じている僕の受け方がおかしいのか?
うーん。
僕が一流企業の社長として、どちらかへ海外戦略のコンサル依頼をするなら(ありえないけど)どちらを選ぶだろうか・・・。
うーん、きっとその企業文化との相性が問題になるかも。