御手洗潔シリーズ
読んでいない御手洗潔シリーズの文庫本が出ていたので、早速読んだ。
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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「上高地の切り裂きジャック」「山手の幽霊」の中篇2本立ての構成。
「上高地の・・・」は、長野県の上高地にて、女性の膀胱・腎臓・子宮がそっくり無くなっている死体遺棄事件を、犬坊里美が勤める法律事務所と、磯子署と、石岡君のトライアングルで事件の背景を追い、北欧の大学(研究機関)に在住している御手洗に、電話とメールのやり取りで内容を伝え、犯人をあぶりだしてもらう。
「山手の幽霊」は、1992年頃の横浜でおきた奇怪な幽霊事件を、警察から依頼を受けた御手洗が、全然関係ないような別の事件と同時進行で進め、最後にはそれぞれのピースを結び付けるかのように、当事者達の目の前で解決していく。
どちらもまずまず楽しめた。