勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

御手洗潔シリーズ

読んでいない御手洗潔シリーズの文庫本が出ていたので、早速読んだ。

上高地の切り裂きジャック (文春文庫)

上高地の切り裂きジャック (文春文庫)


上高地切り裂きジャック」「山手の幽霊」の中篇2本立ての構成。
上高地の・・・」は、長野県の上高地にて、女性の膀胱・腎臓・子宮がそっくり無くなっている死体遺棄事件を、犬坊里美が勤める法律事務所と、磯子署と、石岡君のトライアングルで事件の背景を追い、北欧の大学(研究機関)に在住している御手洗に、電話とメールのやり取りで内容を伝え、犯人をあぶりだしてもらう。
「山手の幽霊」は、1992年頃の横浜でおきた奇怪な幽霊事件を、警察から依頼を受けた御手洗が、全然関係ないような別の事件と同時進行で進め、最後にはそれぞれのピースを結び付けるかのように、当事者達の目の前で解決していく。
どちらもまずまず楽しめた。