読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

勇気と想像力、そして少々のお金

きれいごとを言わない、をモットーにしてますが、時折言ってます。

「日本国憲法 誕生」

昨日のNHKスペシャルにて。非常に興味深く観た。
憲法9条はもちろん、今の日本国憲法がどのよう過程で出来上がったのか、太田光中沢新一の言うように「奇跡のような出来事」が重なりあって、出来上がったものなのか。
当時の日本としての立場は、

  1. 天皇制は絶対に維持したい
  2. GHQにすべてをゆだねて作られては困る。
  3. 政党政治が復活し、各政党の意見を取り入れなければいけない

GHQ(マッカーサー)側は、

  1. 天皇制を維持しないと、日本に大暴動が起きるので天皇の力を削ぐ憲法に
  2. 極東委員会からのツケ上げが来る前に草案を作成し決定したい
  3. 日本の再軍備化は、絶対なしの起草案(軍人の廃止)
  4. 男女の平等

極東委員会(参加7カ国)では、

  1. 日本が再び侵略戦争を起こさないための徹底した草案を
  2. 文民(キーワード)主権であること
  3. 自衛のためでも軍備は認めてはいけない

と、大まかに書いたが、要は、再軍備をしないことと、天皇制をどうするかのが、やはり一番の焦点になっていた。
ここで、日本・GHQ・極東委員会のトライアングルが出来たことは幸運であった。
極東委員会>GHQ>日本、と立場は歴然としているが、GHQがうるさい極東委員会を嫌い、独自のスケジュールで主導し、日本側はその期限内でひたすら知恵を絞り草案作成をすり合わせ、最終的には極東委員会の「文民主権」のキーワードを入れることで折り合い、成立の日の目を見た。
これだけの国の知恵・策略・思惑・想い・願いが入れ混じって成立した憲法というのは、やはり他に類を見ないようだ。
アメリカ側に一方的に押し付けられた憲法ではないし、いろんなタイミング重なり、良い方向にエネルギーが向いた、やはり奇跡的な出来事のような気がした。
この、奇跡的な「日本国憲法」を、変える理由が見当たらない。