2006-12-18 「憲法9条を世界遺産に」 その2 この本なのかで、中沢新一は太田光のことを「孤高のラッパ吹き」と称している。 テレビという大きな箱の中で、誰しもが躊躇して言い出し難い‘国家論’とでも言うべき問題を、見るからに一生懸命、声を大にして真剣に叫び続けていたからである。 この姿を見た、中沢氏は「僕が援護射撃のような事をしてあげなければ」と思い、その旨を伝え、それを知った太田光は、心から‘ほっ’としたらしい。 そういういきさつの中の本なので、排他的な要素がほとんどない。 この二人の関係を、他人ながら素敵に思う。